想定される状況

完了した整備作業指示書にマニュアルの改訂番号がない

整備記録に署名済みの作業指示書と改訂番号のないマニュアル抜粋が含まれている場合、使用した手順が不明になることがあります。後日提出された版では確認項目が異なります。文章の相違だけでは、実際に使用した版や当時の構成への適用性は確定できません。

明らかにすべき事項

使用した技術資料の追跡可能性、対象航空機または部品への適用性、実施記録で裏付けられる作業内容を整理します。運航への復帰可否は評価しません。

準備する資料

  • 作業カードとマニュアル抜粋を添付した完了済み指示書
  • 製造者文書の改訂履歴と入手可能な過去の版
  • 作業時の構成情報と作業文書の配布記録

比較・確認する事項

章節番号、改訂日、作業カードの参照先、各版の適用範囲を確認します。構成、配布文書、実施者の記載を対応づけます。参照の欠落と別手順の使用が裏付けられる場合を区別し、後日の印刷物を作業時にその版が利用可能だった証拠とは扱いません。

分析で得られ得る結果

作業と改訂版の対応表を作成できる場合があります。裏付けのある関係、欠落、補足が必要な文書を示し、整備記録の専門的な再検討に供します。

結論の限界

文書の検討は耐空性を認証するものでも、権限を持つ者の判断に代わるものでもありません。改訂版の保存や配布履歴がなければ、使用手順を特定できない場合があります。